一人暮らしの光熱費の平均は?電気代などを抑えるコツをご紹介

電気代、ガス代、水道代などの光熱費は、住戸ごとに支払うため、実家にいるときはあまり意識していなかったという人がほとんどではないでしょうか。

しかし、一人暮らしを始めていざ自分で支払ってみると、「こんなに高いのか」とおどろく人もいるかもしれません。自分が払っている金額は高いのか安いのか、気になったことはありませんか?そこでこの記事では、一人暮らしの光熱費の平均と、それを抑える方法を、電気代、ガス代、水道代にわけて詳しくご紹介します。

  • そもそも、光熱費とは?
  • 一人暮らしの光熱費の平均は?
  • 地域によって光熱費は変わる
  • 一人暮らしでできる光熱費の節約のコツ
  • 光熱費を抑えるためには部屋選びから
  • まとめ:物件選びと日々の生活からチェックを

そもそも、光熱費とは?

初めて一人暮らしをする人にとっては、「光熱費」と聞いてもなかなかピンとこない場合もあるかもしれません。光熱費とは、主に電気・ガス・水道にかかる費用のことをいいます。

光熱費はエネルギーを購入する際の費用で、部屋の電気を付ける、料理をする、お風呂に入る、など、毎日の生活を送るうえで欠かせないものです。

通常は毎月支払う必要があり、生活費においては家賃や保険料・通信料などとともに「固定費」と分類されます。部屋探しをしていると、ついつい家賃ばかり気にしてしまうと思いますが、固定費も含めて考えることが大切です。ただし、「固定」とはいっても冷暖房の使用の有無や住んでいる地域によっても月々の支払額には差はあります。

光熱費の仕組み

光熱費の基本的な支払額は、以下のような計算式で決められます。

基本料金 使用料 そのほかの料金 支払額

  • 基本料金:契約するサービスの基本料金です。サービスを利用していない場合でも発生します。
  • 使用料:サービスを利用した分の料金で、従量制です。使用すれば使用するだけ高くなります。
  • そのほかの料金:サービスに付随する別のサービス利用料などが含まれます。

上記の計算式からもわかるとおり、光熱費は従量制で使えば使った分だけ料金が高くなります。計算式は全国で統一されていますが、基本料金は住んでいる地域や物件によって違うこともあります。

一人暮らしの光熱費の平均は?

それでは、一人暮らしの光熱費はどのくらいが平均なのでしょうか。

総務省統計局が公表している「家計調査 家計支出編 都市階級・地方別(2020年度)」によると、以下のような違いが見られます。

なお、ここでは大都市(人口50万人以上)、中都市(人口10~30万人)、小都市(人口10万人未満)としています。

大都市

  • 1ヶ月あたりの電気代の平均:5,489円
  • 1ヶ月あたりのガス代の平均:2,935円
  • 1ヶ月あたりの水道代(上下水道)の平均:1,993円

中都市

  • 1ヶ月あたりの電気代の平均:6,030円
  • 1ヶ月あたりのガス代の平均:3,142円
  • 1ヶ月あたりの水道代(上下水道)の平均:2,441円

小都市

  • 1ヶ月あたりの電気代の平均:6,029円
  • 1ヶ月あたりのガス代の平均:3,029円
  • 1ヶ月あたりの水道代(上下水道)の平均:2,181円

どの都市圏でも、特に電気代が50%近くを占めていることがわかります。

地域によって光熱費は変わる

上記のとおり、光熱費は住んでいる地域によって変わることが多いです。それには、以下の2つの理由があります。

気候による光熱費の違い

特に北海道や東北地方では、冬の寒さが厳しく、また春先まで暖房器具を使うことが多いため、年間の光熱費のなかでも特に電気代が高くなります。また、暑さの厳しい盆地などでも、夏場に冷房を使う時間が長くなり、電気代が高くなる傾向があります。

光熱費の料金設定の違い

地域によって料金設定が違うことも、大都市圏とそれ以外の地域で光熱費に差が出る理由です。例えば水道代は光熱費のなかでも特に差が大きく出るもので、高い地域は安い地域の10倍の値段という場合もあります。

その理由は、水道管のメンテナンスや設備建設などは水道料金からまかなわれることが多いためです。そのため、一人当たりの負担する金額が少ない人口密集地域の方が水道代は安くなります。

また、都市部以外でも、近くに湖や川などの水源がある場所では水道代が安くなります。一方で水源がない地域は、水源がある場所にお金を支払い、水を引く必要があるため、水道代が高くなります。

一人暮らしでできる光熱費の節約のコツ

ここからは、光熱費の節約のコツをご紹介します。家賃などとは異なり、光熱費は一人暮らしをするなかでも節約しやすい費用のひとつです。

光熱費の節約は、根本的な部分と毎日の生活を見直すことが大切です。

以下、それぞれ具体的な方法を説明していきます。

電気代の節約のコツ

まずは、電力会社の切り替えを検討してみましょう。新電力会社に切り替えるだけで年間20,000円ほど節約できることもあります。また、同じ電力会社でも定期的にプランを見直してみるのもおすすめです。契約しているアンペア数を減らすことで、毎月の基本料金が下がります。

また、電化製品の手入れや買い替えも定期的に行いましょう。例えば、エアコンのフィルターをこまめに掃除するのとしないのとでは、冷暖房の効きが違います。また、古くなった電化製品は省エネ機能が良くなったものに買い替えるのがおすすめです。家電を買うときには、「エネルギー消費:〇〇kWh」のような記載をチェックしましょう。この数値が高いほど、電気代も高くなります。

ガス代の節約のコツ

まず、多くの物件では大家さんが手配しているガス会社を変えることはできません。プロパンガスと都市ガスでは大きく料金が異なります(都市ガスの方が安いです)。そのため、もし現在住んでいる家がプロパンガスで、ガス代が気になるときには、思い切って都市ガスの物件に引っ越しをするものおすすめです。

また、日常生活でのガスの使い方も見直してみましょう。例えば、部屋をすばやく温めてくれるガス暖房器具は、消してもすぐに室温が下がりません。そのため、外出や寝る15分前くらいに消すようにしましょう。

水道代の節約のコツ

水道代は、お風呂と皿洗いの習慣を見直すことで節約できます。お風呂も、湯船に浸からなくてもいい人は、シャワーで済ませてみましょう。一般的に、浴槽一杯分のお湯の量は、シャワーを15~20分使った場合と同じくらいだといわれています。

皿洗いの際にも、水道の水を出しっぱなしにするのではなく、桶に水をためて使いましょう。1ヶ月で約200円節約できます。ちなみに、皿洗いが面倒だからと食洗器を使いたくなる人もいると思います。食洗器を使うと水道代は節約できますが、それ以上に電気代がかかってしまうので、注意が必要です。

また、小さなことですが、トイレを流すときには「大」と「小」を使い分けましょう。1日に何度も使用するトイレの節水も、水道代を抑えるために重要です。

光熱費を抑えるためには部屋選びから

物件自体の特徴から、光熱費を抑えることもできます。例えば、都市ガスの部屋を選んでみましょう。都市ガスは、プロパンガスと比べても基本料金が安く、値上がりも少ないのでおすすめです。

また、寒いのが苦手という人は、南向きや西向きの部屋も良いでしょう。日当たりがよく、部屋も温まりやすいため、暖房の温度を極端に上げることなく生活できます。逆に、暑いのが苦手な人は、日当たりが控えめな北向きの部屋もおすすめです。南向きの部屋と比べて人気がないため、家賃も安く設定されている物件が多いです。

まとめ:物件選びと日々の生活からチェックを

いかがでしたか?一人暮らしの光熱費の平均から、自分の物件や生活スタイルを見直してみましょう。光熱費を抑えるには、毎日の生活でできることはもちろん、物件選びも重要です。ぜひ、新しく部屋を探すという人は、参考にしてみてくださいね!